「百年留学生記念館」で学ぶ中日交流の歴史 〜神奈川大学 国際日本学部の特別授業〜

4月26日、神奈川大学国際日本学部の学生たちが、西新宿にある「百年留学生記念館」を訪問しました。

引率した後田多敦教授は、日本近代史と琉球史を専門とし、中国の歴史文化にも造詣が深い研究者です。

当日は、同館副館長であり後田多教授の元教え子でもある宋浩氏を特別ゲストとして迎え、学生たちは日中留学史にまつわる貴重なエピソードに触れながら、体験型の学びを深めました。明治・大正時代の学生服を着用したり、留学生が暮らした四畳の部屋を見学するなど、当時の生活に想いを馳せる場面も。周恩来の留学時代の苦労や思いを知った学生たちは、自身の将来にも重ね合わせ、真剣なまなざしで学びに向き合っていました。見学後は座談会形式で質疑応答が行われ、将来の進路に悩む学生たちへ、宋副館長が自身の経験を交えた温かいメッセージを贈りました。記念館は今後も中日交流の架け橋として、学術イベントや講演会の開催を予定しています。